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かつて、エアブラシでメカニカルなイラストを描いていた頃、コンピュータで絵を描くことなどあり得ないと考えていました。そんな折り、たまたまMacで写真の修整をしている現場を目にしました。風景写真から電線を消去していたのですが、それを見ていて、”これは使える”とインスピレーションが働きました。当初は挫折しかけたこともありましたが、約2年間試行錯誤を重ねた末、どうやら実用になりそうだ、という感触をつかみました。
マスキングシートをカットするためのカッターなどは、ずいぶん研究して何十種類も揃えましたが必要なくなりました。コンプレッサーもほこりをかぶり、騒音に悩まされることもなくなりました。絵具すらいらなくなってしまったのは、ちょっと寂しい気がします。図面もCADの時代となり、ペンダコもしぼんでしまいました。
しかし基本は手描きであることに変わりはなく、下図の段階ではあえて鉛筆とトレーシングペーパーを使用しています。たまに面相筆などを手にすると、なぜかほっとします。
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